PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは日常、抱えるストレスを超越した外傷的な出来事(トラウマ体験)が発生後、その事がフラッシュバックしたり、関係する事柄を回避したり、否定的な感情が強調されたり過覚醒等を伴う障害の事をいいます。
例えば、外傷体験として、自然災害では地震、火災、洪水、台風、事故等が挙げられます。
また、対人関係では他人からの故意による外傷行為として、性的暴力の被害、殴打等の暴力行為、交通事故で重症を負う、非業の死を目撃する、死への恐怖を体験する等があります。
自然災害の被災者におけるPTSDの罹患率は1割程度と言われています。
一方で性的暴力の被害者では4割程度の頻度でPTSDが発生する報告があります。
ストレス体験の中で、人生に於ける大きなストレスの一つであるような出来事、例を挙げれば、予見出来る家族や愛する人の喪失、離婚、職場による解雇などはPTSDの原因となる極度のストレス体験とは見なされません。
一方で幼少期のトラウマ体験はPTSD発症の原因となることがあります。
家族から身体的、精神的な虐待を受けたり、長期に渡り反復的なトラウマ体験を受けることでPTSDの症状に加え、情緒的に安定した自己を確立できない複雑性PTSDと診断される場合もあります。
PTSDに対するカウンセリング方法として認知行動療法が挙げられますが、その中で持続暴露を中心とした手法で改善をはかっていく事になります。
無意識に回避している事柄に向かい合い、トラウマに対する想像での暴露や現実での暴露を繰り返していくことで、トラウマの恐怖が現実には恐れる程のものではない事を学習していくことになります。
当サロンではトラウマとなっている体験をカウンセラーにしっかりとお話し頂き、その体験と現実の状況が同じでない事を確認しながら自己と向き合っていくことを反復的に行っていきます。
PTSDの症状でお悩みの方は是非ご来店頂き、カウンセラーにご自身の辛い体験を打ち明けてみませんか?